バレンタインのチョコをカカオ豆から作りました。
まもなくバレンタインデーです。
デパート等でいろんなチョコレートを見てるのも楽しく参考にもなるのですが、
ファームトゥーチョコレートを提案してる私としては、
バレンタインはやっぱり、自社のカカオ豆から手作りしないとね、ということで
設備のない自宅で、、、バリアブンタウのカカオ豆からチョコレートを作りました❗
カカオ濃度70%となるように材料を計算。
カカオ豆380g
カカオバター60g
きびざとう160g
440/600 =73%
(1)まずは焙煎。
ローストは2回に分けてやってみました。160度で20分150度で30分。
(2)そしてカカオの皮むき
合計で400gが皮むき後に310gになりました。
ロースト具合は、150度で30分の方が香りが良く、
160度の方が芳ばしさがありました。皮のむきやすさは160度の方。
好みかもしれないけど、低温の方が私は好きでした。
(3)続いてグラインディング
フードプロセッサーとかコーヒーミルがあれば、まだマシだったかもしれませんが
うちにはなく、すり鉢で手作業でのグラインディング。
1時間後、ようやくこんな感じ。↓
2時間後 1時間後と変わらない、、、
そこで湯煎をすることに
3時間後でこんな感じになりました。3時間、、、、すごい労力です。腕がガクガク。
3時間でギブ。
まろやかさが全然足りないのは分かっていますが、ギブです。
次の工程に強引に進みます。
(4)コンチング
砂糖とカカオバターを少しずつ入れながら、さらにすり混ぜます。
すごい香りがたってきます。
これだけでウイスキー飲めます。(飲んでます、今23時)
30分後↓
(5)エイジング
もう23時45分になりました。ということもあり、エイジングという名の休憩。
1日寝かせます。温度15〜18度、湿度50度前後の場所でのエイジングが最も良いと聞いてるので、室内にて。
(6)コンチングの続き
翌日、再度、湯煎しながら、すりすり…40分。昨日の疲労もとれず、手がしびれています。
(7)テンパリング
温度計がなかったので、GOOGLE検索ででてきた、簡単テンパリング。
600wの電子レンジで1分10秒 ⇒ 氷水で2−3分 ⇒ 600wの電子レンジで1分10秒
できたんだかどうだか分かりませんが、とりあえず工程は終えました。
早く終わらせたい気分でいっぱいになってきます。
(8)型入れ
本当は、板チョコにしたかったのですが、ちょうどいいモールドがなかったので、
適当にプレートに流しこみました。
(9)固める
はぁ〜相当な労働力でした。
(10)ラッピング
なんとか形にはなったけど、、、、
なめらかさはなく、カカオの粒がのこってしまう。
カカオバターを入れたので、滑らかではあるけれど。
よく言えば、MINIMALのようなシャリシャリとした食感。
味は、酸味がよく抑えられていて(ベトナムカカオは酸味が特徴)、
少し甘いかなと思うくらいで(カカオ濃度70%なので砂糖は多くないはず)
優しい、素朴な感じでした。
けれども、これだけ時間と手間をかけただけの成果とは言えないでしょう。
グラインディング、コンチングマシーンがない所では、もう2度としない、と思いました。