いつもと違うが、やっぱり良いダクラク(Part2)
なんだかんだありまして、ダクラクに到着した時間が16時近くになってしまいました。
空港に到着したら公安が外国人をチェックしていて物々しい雰囲気。
諸事情で明日は昼過ぎにはサイゴンに戻ることになったので、今日を無駄にはできなく、空港に到着してすぐクロアナに向かいました。
先に書いたようにチュン君は来れず、また農園からも拒否されています。。。
私たちが行くことでそれほど被害を与えるつもりはなく、遠くから眺めるだけでもという謙虚な気持ちでタクシーに乗りました。
タクシーは窓を閉めず換気をよく開け放しています。
ダクラクでも16時ごろはまだ日中の熱が残っていて少し暑いのだけど仕方がない。
この雰囲気のダクラクではタクシー運転手さんも外国人である私たちを嫌がっても仕方がないのだけど、そんなそぶりなく乗せてくれました。
クロアナに到着した。
。。。でも行くところ行くところ、皆がNG。。。。
仕方ないので、農園の見学だけ行きました。
中谷さんたちにクロアナのカカオ農園を見ていただけたのがせめてもの救いだと
思いました。
でも、、、こんな形で見学するのは本望ではありません。
私たちはウイルスではない、ここまで来たのに、、って悲しく思いながらも、
田舎ならではの噂による政府からの規制を恐れてだろうという気持ちもわかるので、
モヤモヤしながらのクロアナを過ごしました。
翌日はエカーへ。
エカーでは、ギアもギアのお父さんも、作業してる皆さんもいつもと同じように迎えてくれました。
心からホッとしました。
あまりにふつーに迎えてくれたから。
ギアの工場も家も半年前より綺麗になっていることに驚いた。儲かってますね〜嬉しいことですわ〜
農園を案内してくれるギア。
クロアナのこと話したら、「ダクラクは今そういう感じ。
でもわざわざ来てくれた人たちをちゃんと迎えないと失礼でしょ」と。
これはね、ギアのお父さんのおかげよ。
最初にギアよりギアのお父さんに会って、その時に「よく来たね〜」って笑顔で迎えてくれたから、心からホッとしました。
ダクラクの豆はベンチェと違って通年できない。
通年できるというけど、実際には6月から10月に行くときの発酵場所では良い状態のカカオは少ないと感じます。
私が買い付けるくらいの量と価格なら選別させてくれるけども。
でも今の時期のカカオ豆はすごーくたくさんあるので、
しっかり選ばせてもらえそます!
カカオ豆の大半がどこに輸出されていくのか、ギアも知らない。
商社を通して買い取ってもらうので。
なので、私たちが選別して買い付けるカカオ豆は直接メーカーへ卸しています。
カカオ農園でできた原材料であるカカオ豆と、その原材料をスィーツに仕上げるショコラティエや二次生産者を直接繋いでいるのです。
お互いが相互に味や物を確かめたり感想を言い合ったり、、、、そんなパイプになりたいと思っています。