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ええっカカオ農園やりなおし?

かなりショックなニュースです。


BINONの園内のカカオ農園にカカオの苗を植えたのが2年ちょい前の

2019年2月頃です。

2年半〜3年後にはたくさん収穫できるという期待に胸を膨らませ、

昨年末くらいから成長の早い木が実をつけ出したのに感動を覚えながら、

毎日農園を歩いて回って農業部のスタッフと話をしています。


その計画でいうと、今年の雨季があける10月頃には

他のカカオ農園と同じようなカカオの木が育っているはずです。



でも、ある疑問を持ってました。なんか成長が遅いなあって。

葉っぱや枝が多すぎるなあとか、雑草が多すぎるなあとか。

農業部のメンバーにもその疑問を伝えて、考えてもらってきました。


日本に一時帰国して今月頭に農園に戻り「あれ…」って思いました。

この3ヶ月、変わってないぞ、と。



スタッフは熱心に育ててくれているとは思っています。




でも、、、「やっぱりおかしい」と思いました。


ただ、カカオ農業だけではなく農業経験者ではない私のカカオの木の育て方案を、

農業経験者である農業部のメンバーは聞かないと分かってます。



だから、カカオ農業従事して20年の、弊社がカカオ豆を買付している

品質の高いカカオを育てるカカオ農家のカンさんに、

うちの農園を見に来てほしいとお願いしました。


そして、カンさんと一緒に農園を回って見てもらいました。



そしたら、そう、表題にあるように、、、

半分以上のカカオの木の成長が止まっている事を指摘されて、

なんと、、、再度、接ぎ木をしなおす事になったのです。


ガーンっっ!!て打ちのめされました。

2年間、時間と手間をかけ続けたカカオの半分が無駄になってしまった。

と同時に、「カンさんの農業の知識と技術がすごい!!」と感動もしてしまいました。


半年前までBINONのファウンダーだったタインさんはカカオ農業をやっている方で

当初からカカオ農業指導を担当していたのですが、そのタインさんが知らなかった事、

やっていないかった事、、、、

カンさんが「成長が遅い原因はこれだ」と色々と明確に指摘してくれました。


本当にショックで残念だったし、後悔することもあるのだけれど、

「雨季になる前に接ぎ木をすれば、1年で良い木に育つ」と言ってもらえたので、

まだ少しでも早くこの問題に気づいて、改善が出来たことは良かったと思うしかないです。


カカオ農業は簡単ではありません。



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